「オイ~! 僕、ブラジル大統領候補者のセラです」30度近くの炎天下で一人ポツンと公園前で頑張っていたセラ人形。カメラを向けたら、しっかり「ピース」までしてくれました。日本だったら支援者が演説していたり、ビラを配っていたりするところだけど、セラおじさんの隣には、いかにもアルバイトのやる気のなさそう~な女性が芝生に座って付き添っているだけさすがブラジル、とっ~ても自由な感じです。
選挙といえば、10月3日に行われた前回の選挙の投票率はなんと約95%!31日には大統領の決戦投票が再度行われます。選挙制度に関して日本とはちょっと違うことの1つが、ブラジルでは理由なしに選挙に行かなければ社会的に「罰則」があるということ。(もちろんやむを得ず行かれない場合は前もって申請すればOKらしいですが)次回の免許更新ができなくなるとか、銀行の口座が開けなくなるとかで義務を果たさない国民は、社会的には認められませんという国としての姿勢が伺えます。
私がブラジルに暮らす外国人だから感じるのかもしれないけど、ただでさえいろんな手続きに日本では本当に考えられないくらい時間がかかることが多いだけにブラジル国民にとってもこの罰則の効果は大きいのかもしれません。ブラジル初の女性大統領誕生となるか、サンパウロ州知事のこのセラさんが奮闘するのか、選挙の行方が楽しみです。
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