涼しげな風に吹かれてサルバドールの街並みを見渡せるこちらは
通称「奇跡の教会」と呼ばれている
「ボンフィン教会」
ここで祈りを捧げたことで病気やケガから回復した人たちが感謝の気持ちとして教会に送ったという
数多くの写真や手や足のマネキンたちが陳列されていました。
ボンフィン教会脇にある2軒のお土産物屋さんにて黒人密教Candomble(カンドンブレ)の神様の像や黒人のマリア様の置物や"Olho de boi"(オーリョヂボイ=牛の目)と呼ばれる(何かの)植物の種でポルトガルでメジャーなお守りだったりを購入。こちらは観光客向けのお土産物屋さんでもあるし、同時に地元の人が実際に使用している宗教的な品物も数多く置いてあってお店の人にその意味を教えてもらいながら品物を選ぶことができてとても興味深かったです。時刻は午後3時ごろ。夕日を見にあのエレベーターのあるSouza広場に向かう道すがらちょっと立ち寄ったのは
Monte Serrat(モンチ・セッハ要塞)
要塞のすぐ下では地元の人がビーチでのんびり~でワンちゃんだってご主人様と海水浴この日は金曜日。平日の昼すぎに透き通る海と太陽の日差し、そして気持ちの良い砂浜の下で暑ければ海に入り、また体を乾かすためにビーチに横たわるというスタイルが生活の一部となっているサルバドールの人たち。São Pauloのような都会ではありえない生活の豊かさを見た気がしました。さてさて。お次はお土産物タイム~ということで夕日を見るエレベーター前の下町にある民芸品市場、Mercdo Modelo(メルカド・モデーロ)にて
いろんなお土産物を物色小物やバック、レース地の服、アクセサリーが可愛くて足が止まる、止まる
湾に面していて眺めも良く今でこそお土産物屋さんやレストランなどが入っていて観光スポットとなっているこちらの建物、以前は地下に黒人奴隷たちが収容されていたとのこと。ブラジルの歴史上、避けては通れない場所の1つだと思います。そうこうしていて時間の感覚もなく買い物に没頭していた私にCalorinaさん、一言、「夕日沈むよ~いったん買い物中断でエレベーター登ろう!」ということで急いでエレベーターを登って
サルバドールの
美しき夕日なり~~夕日を堪能したその後、先程のお土産物屋さんメルカド・モデーロにまた戻り6時の閉店ぎりぎりまで再び買い物にいそしんだのは言うまでもありません今回サルバドール2泊3日という超ハードスケジュールにもかかわらず観光王道コースを見事な時間の使い方で案内してくれたCalorinaさん。次は夜、8時からミゲルサンタナ劇場で行われる郷土芸能(Baleo Folclorico)のショーに連れて行ってくれました。
とても小規模なで観客とステージの堺がほとんどないと言っても過言ではないこの劇場。過去の暗い歴史を通じてアフリカとブラジルの文化が融合して生まれてきたサンバや黒人密教カンドンブレーやカポイエラを芸術的に表現したショーは見ていて本当に鳥肌が立ってしまうほど素晴らしく、独特な太鼓のリズムと女性たちの太く伸びた歌声、躍動感と表現力にあふれたダンサーたちの力強い舞いにもう釘付け!!写真撮影が禁止だったのでつたない言葉でしか表現できないのがとても残念なのですが絶対にお勧めのショーです!行かれる方は是非!!!
ちなみに黒人密教カンドンブレはアフリカから奴隷として連れてこられた黒人の間で生まれた宗教で水や火や雨や虹、死や闘いなどそれぞれの力をもった15人の神様(オリシャ)がいるとされています。神聖な儀式としてのカンドンブレはいつでもすぐに見学するという訳にはもちろん行かないのですがサルバドールで年間を通じて現在も行われている様々な行事はカンドンブレのオリシャ様に関することが数多くあるのだそうです。
そしてショーも堪能して、お腹がすいたら地元の人に大人気のレストラン「Lambretas Grill」さんにてお店の名前にもなっているサルバドール特有の貝「Lambreta(ランブレッタ)」のグリル、こちらはカレー風味。
そしてネギとニンニク風味。ランブレッタは小ぶりでアサリとシジミを足して2で割ったようなお味。どこか日本の味に通じるようなネギ&ニンニク風味とスパイシーなカレー風味、どちらも絶品なり~~
さらに「シーフードのシンフォニー」というネーミングも可愛いミックスシーフードの炒め物(あっさり塩味が最高!)とそのスープを程よく含んだジャガイモ、これをペペロンチーノ風パスタと一緒に食べればもうもうサルバドール満喫この日、朝から文字通り夜中まで1日中付き合ってくれたCalorinaさん、「休憩も取らずに1日フル回転しちゃって疲れたでしょ。でもかなり王道のサルバドール観光ができたよ!」と気遣ってくれる優しさにただただ恐縮…Calorinaさんの貴重な1日をフルに独り占めしてすばらしいサルバドールの魅力を堪能させてもらって感謝・感謝の2日目だったのでした。
2日目に私が泊まったのは「Pousada Noa Noa」というバーハ要塞前の可愛らしいお宿。
で、こちらがバーハ要塞。1598年に建てられたんだそう。青い空に堂々とした佇まいが見事です。
朝ごはん前に要塞の周りをぐるっとお散歩してきました。
ここでも朝から犬と仲良く海水浴。次回は花ちゃんと一緒に来たいな~
キリスト像の丘でもう一度コリンちゃんと一緒にお散歩して
みんなでサルバドールの海を眺めながら次の再会を誓った私たち
どこまでも青い空と
すみきった海
そして歴史的建造物が残り独特の文化を生み出してきたサルバドール。その魅力をたっぷり紹介してくれたCalorinaさんにこの場を借りてもう一度お礼を述べたいと思います!そして今回の旅、サルバドールを熟知しつくされたCalorinaさんの視点からご紹介されているこちらのブログも合わせてどうぞご覧くださいませ♪
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