クッピンとおいちょかぶ

子供の頃から視力だけはすこぶる良くて今でも裸眼で左右どちらも1.5はあるのが幸か不幸か日中30度近くまで気温が上がり大の苦手な虫たちが動き出すこの季節、小さい虫でもしかと足の一本一本まで詳細に見えてしまって毎日ギャーギャー言っている私の傍らで猟犬の花は不思議そうな顔で私を見上げている今日この頃
中でもこの時期特有の羽根つきシロアリ「クッピン」だけはもうどうしようもなく鳥肌が立つほど苦手蟻のくせに飛んでくるし、サイズがやたら大きいし木製の物を何でも食べちゃうから絶対窓を開けられなくてでも建てつけが悪くて、かつ高層階の我が家は窓を閉めても風の音が「ぴゅーぴゅー」言っていて隙間だらけでどこから入られてもおかしくないし・・・対策は「窓を閉める」もし入っちゃったら「水をはったバケツをクッピンが飛び回る電球に充てて反射光で水の中に飛び込ませる」か殺虫剤か。ブラジルに在住の方の数々のブログにたっくさん登場しているある意味、超~人気者のこの「クッピン」でもこの「クッピン」って響き、そういえばどこかで聞いたことあるような・・・と思って調べてみたら、やっぱり子供のころお正月になると決まって親戚みんなで遊んだ花札の「おいちょかぶ」親の無条件勝ち9と1の組み合わせを「クッピン」と言うのを思い出しました。そしてなんだか懐かしくなって「おいちょかぶ」についてもうちょっと見てみたら「おいちょかぶ」の「おいちょ」の語源はなんとポルトガル語の数字の8のOito(オイト)からきているそうで。私にとって子供のころのお正月の楽しい思い出「おいちょかぶ」と今勉強しているポルトガル語がこんな形でつながっていたと知って何だか懐かしくてそしてちょっと不思議な気持ちになりました。それもこれもあの羽根つきシロアリ「クッピン」様のおかげ?!
日没前のサンパウロ。窓の外には大量のクッピンたち。でもちょっとだけ今までより寛容になれそうですランキングに参加しています↓よろしければクリックを是非お願いします

Boa Tarde From Sao Paulo

ブラジル・サンパウロ日記

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