ブラジルの家庭料理で良く使われる、Couve(コービ)という青菜。日本では青汁でおなじみのケールの葉。
ケールはキャベツ科の仲間だそうで、市場や食堂などを見ていると、ブラジルではキャベツよりもはるかにポピュラーな緑黄色野菜。色の鮮やかさも味の濃さもとても強いけど、苦味はそれほどきつくありません。
良く洗って、丸めて細切りにしてニンニクと塩で軽く炒めていただくことが多いようです。(スーパーにはすでに細切りにしてパック包装になったものも売られています)
黒豆と塩漬け肉の煮込み「フェイジョアータ」にも(圧力鍋で煮込む前)
牛肉のテールと野菜の煮込み「ハバータ」にも一緒に添えられることの多いのが栄養満点のケール炒めです。そしていつも感心させられることに、我が家のスーパー主婦ファシネイラさんの料理はどれもとっても味が深いのに調味料は小さじ1杯程度の塩とにんにくだけ。こしょうも、もちろんお醤油も一切使わないで素材の味を存分に引き出しています。ブラジルでは「forte(フォルチ)」(=強い)味の料理が好まれるらしいのですが、決して塩の強いものばかりではなく素材のそのもののもっている味でシンプルに食べる家庭料理の魅力があります。
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